1日目

今週のお題「遠くへ行きたい」


電車内に半袖の人間を見るも、なんの違和感も抱えなくなっている辺りに、夏、ひいては6月の訪れを感じる。

時刻は9時半、冬ではありえない熱量を持った日差しが目に痛い。


今年の冬はとてもよく続いた。stayhomeが謳われたため、地下にある俺の家は良く冷えた。暖かくなることをこんなにも喜ばしく思う日がくるとは意外だった。もう、6月になる。



「今の環境を変えなければ、俺は一生惨めなままだ」



そう思い、逃げ出すように転職を決意してから1年が経とうとしている。前の会社を辞めたのは6月末のことだったと思う。

あの頃は、疎ましく思いながらも彼女がいたから、今みたいに関東にいるとは想像もしなかった。でも今思えばこれ以上ない選択肢だったのだろうと思う。


俺は恐らく、遠くに行きたかったのだ。

1日目

今週のお題「遠くへ行きたい」


電車内に半袖の人間を見るも、なんの違和感も抱えなくなっている辺りに、夏、ひいては6月の訪れを感じる。

時刻は9時半、冬ではありえない熱量を持った日差しが目に痛い。


今年の冬はとてもよく続いた。stayhomeが謳われたため、地下にある俺の家は良く冷えた。暖かくなることをこんなにも喜ばしく思う日がくるとは意外だった。もう、6月になる。



「今の環境を変えなければ、俺は一生惨めなままだ」



そう思い、逃げ出すように転職を決意してから1年が経とうとしている。前の会社を辞めたのは6月末のことだったと思う。

あの頃は、疎ましく思いながらも彼女がいたから、今みたいに関東にいるとは想像もしなかった。でも今思えばこれ以上ない選択肢だったのだろうと思う。


俺は恐らく、遠くに行きたかったのだ。

少女はさっさと死んじゃった

横浜で籍を入れ、今は相鉄線という紺色の電車に乗って通勤をしている。

 

昨日もいつものように改札を通ろうとしたところ、前に白い立て看板が置いてあり、一言運行の目処は立っていないとのこと。

東京の電車は毎日のように誰かが死に、止まり、遅れていたが相鉄線はそんなに止まらない。せいぜい、二ヶ月に一度程度だろう。

俺はどんな理由があったとしても、遅刻がしたくない人なので、いつも会社には始業40分前にはつくようにしているが、ちょっとの遅れどころじゃすまなさそうだと、そんな雰囲気で看板が語りかけてくるものだから、最低な気分で上司にとメールを飛ばした。

 

会社について、嫁からのラインを見ると、今朝の事故が女子高生の自殺で、さらにはその様子が動画で配信されていたということを知った。

完全な野次馬で、その行為を下品だなと自省しつつも、俺はその女子高生の動画を探し、Twitterをみつけ、書かれていたツイートや画像を眺めた。

 

少女が検索したものの中にメンヘラ神が残っていて、そういえば彼女は飛び降りて死んでしまったなと思った。

メンヘラの自殺の中でも、飛び降りはグレードが高い。なぜならば、フランクではないからだ。じゃあ逆にフランクな自殺とは?もうこれはシンプルで自傷だ。リスカ、抜髪、エトセトラ。俺の元カノの中には、自分の皮膚を剥ぐという女もいた。

 

自傷はフランクだ。用意に時間がかからないから。準備にそこまで労力を要しないから。

その点飛び降りは違う。まず飛び降りて死ねる場所を探さなければいけない。なるべく人が少ない場所を探さなければいけない。外に出ることすら億劫になっている人間にとって、これはかなりの労力を要する。電車への飛び込みもそうだ。残していく人へ莫大な借金を残すことになるし、やはり駅へと行かなければ行けない。

それを、ボロボロのメンタルで成し遂げた彼女を、俺は心からすごいと思う。

 

そして、心から音楽が好きな女の子だったのだろうなとも、思う。

彼女のTwitterに残っていたのは、神聖かまってちゃんへの感謝と、親への憎悪だった。

「あのライブまでは絶対に死ねないと思ってたけど、もう我慢できなくて死んじゃいそう」と、書かれていた。

死は救済だなんて、馬鹿なオタクがよくつぶやいているけど、神聖かまってちゃんの音楽は、結局彼女を救ったんだろうか。

救われているといいな。

中央線に飛び込んで自殺する様子を配信する歌を歌ったバンドに心酔していた女子高生が、そのまま相鉄線に飛び込んで死んじゃったという事実に気付いたときは涙が出た。

 

神聖かまってちゃんが、彼女を殺したなんて、そんなことは絶対に思わない。

むしろ、もっと早く死ぬはずだった少女を、彼らが延命したのだろう。

残酷な世の中だなと泣いた。

 

久しぶりにスーザン・ソンタグ『他者の苦痛へのまなざし』でも読もう。

www.youtube.com

 

 

 

 

 

 

 

 

 

赤い煉瓦

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駅へと向かう最中、赤橙を聞き流しているとふと涙が出そうになった。昨日は半年ぶりの不眠症。休みの日などは妻に「寝過ぎている」と詰られるくらい、俺はよく寝るし寝つきもいい。

昨日は眠ることができなかった。

 

 

皆は、大切な友人と言われてどんな人を思い浮かべる。

俺は、5年10年経っても忘れることのない何かを伝えてくれた人を、自分の頭の大切カテゴリに入れ込んでいる。

 

心に刺さる言葉でも、忘れられない出来事でも、音楽でも。

何かを俺に伝え、残してくれた人達が容姿身分関係なく、大切だったと残る。

 

オカサンという人間がACIDMANの赤橙を教えてくれたあの日から、10年経とうとしている。

オカサンは、俺にとっての大切だったのだなと改めて思った。

 

 

 

 

オカサンは本当にどうしようもないやつだった。神戸の市街地生まれ、アニメオタクらしい高校生活を過ごし、国立を志望して落ち、浪人し、もう1年浪人している時に出会った。

剃り残した髭、一本抜いた髪がそのまま板に刺さりそうなくらいに真っ直ぐな髪なのに、切りそろえられていない為にボサボサのヘアスタイル。どの強い銀縁眼鏡。冴えない男だった。

 

ただ、素直で良く笑い、そして自分をあまり大切にしないが故の突き抜けた程の優しさを持つ男だった。

 

その優しさに惚れ込んだから、彼が脱オタしたいと相談してきた時は躍起になった。

元々細身だったオカサンはなにを着せてもよく似合ったし、瓶底メガネさえ外してしまえばい凛々しい末広二重の綺麗な顔をしていた。

 

そして二浪の末国立大学に落ち、東京の2流私立大学に行った。

結局その大学も、バイトして競馬にハマって金が無くなったら女のところに行ってといった自堕落な暮らしの末に中退してしまうという、まぁ、本当にどうしようもないやつだったのだが、、、

 

 

ただ、そんな彼も、俺にとっては

かけがえのない友人だ。

また会いたいな、でも社会人じゃそうもいかない。だから彼が教えてくれた音楽を聞く。

youtu.be

 

soundcloud.com


四つ打ちドラマは心臓の音。心臓を動かしてこそが音楽だと思う。

疲れている、非常に。土日に休まず活動していたので今週は本当に疲れた。夜中の23時にようやく家事を終えてゲームのコントローラーを握った瞬間、すぐに手放してしまうほど、今週は疲れていた。


それでも、moe shopの音楽には心臓を驚かされた。

生きてるって最高だ

モルヒネ

好きな漫画の一つに『穴殺人』には、「キスにはモルヒネの10倍の脳内麻薬作用があると書かれていた気がする。昨日読んだ『セフレ』という漫画にも、セックスには快楽作用が何ちゃらと書いてあった気がする。

彼女の前でタバコを吸わなくなってから随分経つが、一緒にいる時はまるで苦痛に思わないというのは、彼女といる時は脳内麻薬でいっぱいなのだろうなと、そんなことを考えた。


というか、彼女じゃないな。

昨日婚姻届を出した以上、昨日から嫁になったか。


一昨日の、友人の結婚式後の三次会で、非常に不快な気持ちになったため、昨日はほぼほぼずっと不機嫌だった。

大学の頃から参加していたサークルのグループラインも全て退会し、嫌いな奴のラインはブロックではなく削除した。